オートドアミラーの開閉動作速度に、左右の差が生じる疑問と原因

今や殆どの車に標準装備されているドアミラーの自動開閉装置、所謂オートドアミラーの開閉動作に時々違和感を感じていた。

オープン、クローズボタンを押せば同時に動き出すのだが、閉じて止まる時、開いて止まる時に左右のズレがあるのだ。

以前から気付いてはいたが、個体差とかそんなものだとか、深く考える事は無かった。

ところがある時ふと気付いた。

左右のミラーは元々開いている角度が違っている。

具体的には右ハンドルの場合、右のミラーは左より大きく開いている。

運転手のいる位置からベストな角度で後方を写せるようにミラー本体が元々そういう角度に設定されている。

車を上から見た場合、ミラーの角度が左右非対称になっているのだ。

その上で中のミラーだけを微調整する仕組みになっている。

つまり同時に閉じれば当然左のほうが先に閉じて止まり、少し遅れて右が閉じて止まる、という事になる。

開く時はその逆。

これが閉じて止まる時、開いて止まる時の左右のズレの原因なのだ。

個体差であったり、左右の動きの速さの違いではないということ。

ただ最近の車はキーレスに連動してミラー開閉するのが当たり前なので、こんな事が気になる人ななんてまずいないだろう。

わざわざボタンを押してミラーが開閉するのを待つ場面などほとんど無いのだから。

強いて言うなら家族の買い物や送り迎えで車で待たされる時、気を使ってミラーを畳む時ぐらいだろうか。

スーパーの駐車場などで開いたままにしておくと、結構な割合で隣の車の人に「ゴンッ」されて嫌な思いをする事になるから。

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