大きな公立病院の一室。
検査などを行う部屋の床。

以前から修繕の話しが出ていたが出来れば手を付けたくない場所であった。
何故なら現調で下地(モルタル)の状態が良くない事が分かっていたからだ。
3巾の長尺シートで貼られてるが経年劣化で継ぎ目の溶接が開いてしまい、そこに誇りやゴミが入り込んでいる。
さらにその上を人やベッドが何度も往復する事によって劣化が加速する、これが継ぎ目の溶接が開いてしまう時の通常の流れだが、この場所はそれに加え広範囲で下地(モルタル)の粉状化が起きてしまっている。
ここに至るまでに数ヶ月から数年がかかっていると思われ、簡単に修復出来るとは言い難い。
この状態を修復するには、溶接部分だけを20cm程の帯状に貼り替える方法を取る。
広範囲で下地(モルタル)の状態が良くないことは分かっているが、その範囲全てを修復するのは現実的ではない。
今回は可能な限り最低限の補修に留めるのが最善策と判断した。

案の定、溶接付近を剥がしてみると全くと言っていいほど接着していない。
無駄に範囲を拡げないように補修する幅だけを慎重に剥がしていく。
残すシートの裏側の粉になったモルタルを集塵機で吸い込み、出来るだけ奥まで接着剤を塗り込む。
粉の上にかろうじて乗るだけなので接着力には期待出来ないがやらないよりはマシである。
下地の補修が終わり、帯状にカットした長尺シートを貼って溶接していく。


奥まで接着剤を入れても収まりが悪い所はトーチで温めながら圧着する事である程度までは収めることが出来た。

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