一人法人、1年目の年末調整〜源泉所得税納付 e-Taxソフト、eL-TAX「PCdesk」を使う手順

初年度上半期(1〜6月分)源泉所得税徴収

初年度上半期(令和2年1〜6月分)の源泉所得税徴収時はe-TaxもeL-TAXも未登録だったため、税務署から送付された給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(納期特例分)での申告、納付となった。

源泉徴収税額表【甲】の欄を元に6ヶ月分の合計金額を申告、納付した。

その後、9月の決算を経て法人税の確定申告で利用するため、e-Tax、eL-TAXの利用者登録を済ませた。

因みにe-Taxのソフトは「e-Taxソフト」、eL-TAXのソフトは「PCdesk」という名称となっている。

PCdeskはe-Taxソフトと連携させる事で地方税(給与支払報告書)、国税(給与所得の源泉徴収票の法定調書合計表)の両方を同時に申告することが出来る。

ここからが年末調整〜下半期(7〜12月)分の所得税納付までの手順となる。

源泉徴収簿の作成

まず、所得税の計算に必要な源泉徴収簿を作成する。

源泉徴収簿は提出の義務はないが会社側(雇用主)が従業員の年末調整を行うために作成し保管が必要な書類となる。

国税庁のホームページからExcelまたはPDFファイルをダウンロードして入力欄を埋めていけば年末調整が完了し、下半期に納めるべき所得税額が算出されるようになっている。

PDFファイルは手書き用と入力用があるが、入力用でも自動計算はされないので手計算での入力となる。

※令和4年現在、年末調整計算シート(Excel)から所得税額が算出可能になっている。

年末調整計算シートで計算し、その値をExcelまたはPDFファイルに手入力する。

当社はPDFファイル(入力用)を利用した。

PDFファイル(入力用)は一部の入力欄で正しく表示されない場合があるので、Acrobat Readerを介しての利用を推奨する。

源泉徴収簿は2ページで構成されていて、1ページ目の左側は主に給与明細を元に支払われた給与の金額や、天引きされた社会保険料や源泉所得税を月毎に記載して合計金額を記載する。

右側の欄では配偶者や扶養家族の人数、その下に控除科目と金額を記載していく。

控除するには雇用主に対して申告書を提出する必要があるので、⑨〜㉓の控除項目を確認し、どの控除を受けられるかを把握する。

控除申告書の作成

控除申告書は給与受給者(従業員)から給与支払者(会社)に提出する書類だが、どの申告書が必要かは各人によって異なる。

当社のように1人法人の場合は取締役自身で把握しておかなければならない。

必要な書類(当社の例)

•基礎控除申告書

•保険料控除申告書

•扶養控除申告書

これらの書類で算出された金額を源泉徴収簿の左側⑨〜㉓の控除科目欄に記入していく。

㉕の年調年税額が算出されたら、徴収期間に給与から天引きした源泉徴収額から超過、または不足の金額(㉕-⑧)を㉖に記載。

超過、不足金額の内訳、還付、徴収の方法を㉗〜㉝に記載。

2ページ目には主に支払った給与と手当の内訳を入力していく。

これで年末調整が完了となる。

源泉徴収簿が完成したら続いてeL-TAXソフト「PCdesk」での申告に移る。

給与支払報告書、給与所得の源泉徴収票の法定調書合計表の申告の手順 

PCdeskにログイン→

申告に関する手続き→

申告データの作成→

ポータルセンターにログイン→

利用者情報確認→次へ

個人住民税→

申告区分選択(給与支払報告書・源泉徴収票及び合計表にチェック)→次へ

特別徴収義務者/源泉徴収義務者情報登録→次へ

作成方法選択(必須項目に入力)→次へ

給報・公的・源泉統一入力(手入力)→次へ

合計表入力(必須欄のみ入力)→保存

個人別明細情報(利用者識別番号入力)→登録

申告データ作成対象一覧→次へ

申告データ作成結果一覧→作成終了(OK)

申告データ表示・編集→保存・印刷→次へ

引き続き電子署名を行いますか? はい→

申告データ一覧(署名)→チェック(全て)→署名付与→

証明書選択(ICカード)→次へ

暗証番号入力→

証明書表示→次へ

署名しました→はい

引き続き申告データを送信しますか?→はい

申告データ一覧→チェック(全て)→送信

選択された1件の申告データ(地方税)及び1件の申告データ(国税)を送信します→はい

ポータルセンタログイン(パスワード入力)→ログイン

地方税に関する申告データの送信が完了しました 引き続き国税に関する申告データの送信を行います→OK

e-Tax利用者情報入力(e-Tax利用者情報を保存)→送信

申告データを削除しますか?→はい

メニュー→メッセージ→申告受付完了通知→表示

メッセージ照会→ダウンロード→照会ボタン→印刷(本票・別表)

閉じる→

終了

源泉所得税納付の手順

続いてe-Taxソフトで納付

納付についてはPCdeskからではなく、e-Taxソフト(web版)にて行う。

※源泉所得税の納付についてはe-Taxソフト(ダウンロード版)からは行えない。

e-Taxソフト(web版)にログイン→

申告・申請・納税→

新規作成→

納付情報登録依頼→

提出先(千葉県船橋市)→次へ

作成方法の選択→新規納付情報登録依頼を作成する→次へ

科目→源泉所得税(告知分)→次へ

課税期間、申告区分の入力→次へ

納付額入力→次へ

入力内容の確認・訂正→次へ

受付システムへの送信→送信

受信通知の確認(帳票表示が出来ない場合はブラウザをGoogle Chromeに切り替える)→

インターネットバンキング納付→

メッセージボックス確認→

終了

実は今回、始めての「e-Taxソフト」、eL-TAX「PCdesk」での源泉所得税申告、納付のためドタバタして先に納付をしてしまい、後で生命保険料控除の算入漏れに気付き過払いというミスをしてしまった。

所得税の納付期限が1/20なのに対して、申告書の提出期限が1/31なので(何故か申告より納税が先)、金額だけ計算して申告書作成を後回しにしたせいだ。

こんなことにならないためには、やはり年末調整というくらいなので年末か遅くとも年明け1/10くらいまでには、しっかりと年末調整に係る書類の作成は済ませておくのが良い。

返還か次の納付への繰り越し依頼の手続きをしない限りこの過払い分は戻って来ることはないので、面倒なので諦める事にした。

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