5年以上愛用しているダイソンV8。先日使用中に突然モーターヘッドが動かなくなってしまった。

始めは接触不良かと思い、ヘッドとパイプ、本体接続部の抜き差しを確認してみたが全く反応がない。ネットで調べたところヘッド内部の配線の断線を自分で直したという記事を見つけた。
確かにヘッドは多方向に可動するため、長年の使用で内部の配線がダメージを受ける事は容易に想像出来る。
逆にこれほど可動部がありながらどのような配線取り回しをしているのか興味が湧いた事もあり、断線かどうか確かめるべく分解を試みる事にした。
記事の中では「モーターヘッドを分解して配線を引き直した」と簡単な記述しかなかったので、それほど難しい事では無いのだろうと思っていたが、いざ分解を始めるとダイソンの複雑な組立構造にかなり手こずらされてしまった。
まずモーターヘッドの回転ブラシを外す。

もう一つコインロックで外れるカバーも外す。

次に目に見えるところのビスを外していく。

次に透明のハウジングを外したいが、この状態では外れない。このままの状態で先に可動部のビスを外していく。


そしてシールの下に隠れたトルクスを1本外す。


これでシールの貼ってあるパーツが少しだけ本体側にずらせるようになり、回転部を露出させる。
次に吸引口の入り口にあるトルクスを外し、カバーを外せば透明ハウジングとパイプを完全に外す事が出来る。



この時に可動用に配線が丸まっているので、その状態をしっかりと覚えて置く。
ここまで配線を確認したところ異常は見当たらない。なのでさらに分解していくが、各部品が配線で繋がったままの不安定な状態での作業になるので、配線やパーツに無理な力が加わらないように注意する。
次にシールの付いているパーツをヘッド側に抜きたいが、このままでは抜けない。配線に被さっている黒いゴムのパーツを抜き取ると、僅かに出来る隙間からギリギリ抜くことが出来る。



ここでもまだ配線の異常は見当らないのでさらに分解を続ける。
次は一番の可動部であろうこの付近のパーツ。まずは何故かビスによる固定が無いこのパーツから。



そしてようやく断線部位を発見した。やはり一番の可動部で見事に断線しておりました。
ところが、肝心な写真を取り忘れたので、いきなり修復後の写真となる。

実は今回、修復するためのスペースと配線を遊ばせる余地があるかどうかの確認をしたくてこの先のプラグ部分まで分解したのだが、見ての通り配線は溝に沿って無駄なく配置されていてほぼ無余地だった。
なのでこの先の分解については割愛する。
さて肝心の断線部の修復について、前述した記事では「配線を引き直した」とあったが、その内容は記述されて無く自分のスキルでは不可能だと判断し、今回は仕方なく断線した部分で繋ぎ合わせるという荒療治を行った。
しかしこれまた配線も細くスペースも無く圧着端子も有り合わせの物しか無かったのでとても手こずった。
圧着端子は手元にあった中で一番小さい物を使い、一番細い収縮チューブで覆って長さを変えずになんとか繋げることが出来た。
後は分解した順番と逆に組み上げれば完了。
とは言え今回の修復部は一番の可動部であり、今後の使用でもまた負担のかかる場所なので耐久性には期待出来ない。
さらに電子機器の取り扱いや配線の取り回しなどある程度の経験値が必要となる。
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